キリスト教的価値観による教育
自分が愛されている存在であると実感し、自分の使命を自覚し主体的に生きていくことができるよう家庭と共に支えていく。
住所: 逗子市逗子6-8-47
電話: 046-871-3209
アクセス: JR 逗子駅 徒歩10分、京浜急行 新逗子駅 徒歩5分
校長先生: 森 荘一 先生 学校HP: こちら
創立:1951年 昼食:弁当
制服:あり 児童数:239名
(2020.5.20掲載)
Q
休校中、どのような対応をされたのか教えてください。
A
2月末から新型コロナウイルス感染防止のために臨時休校が続いています。その間、本校では以下のような対応をしております。
2月末に休校に入りましたが、すでに2019年度のカリキュラムはほとんど終了しており、あとは学年末のまとめや問題練習などを残すのみとなっていました。昨年度中はそのための課題を郵送して家庭で取り組めるようにするとともに、児童のようすや家庭での困りごとなどがないかを毎週メールアンケートで問い合わせ、必要と思われる家庭には直接フォローをしてきました。
4月に入っても休校が続くことが決まり、入学式・始業式は延期としました。登校日を設定することも検討しましたが、児童の安全を優先すべきとの判断から見送り、引き続き自宅での学習課題を郵送し、返送してもらう形で学習を続けました。
学年が変わり、教師も新体制で担任が交代するはずでしたが、顔も合わさぬまま新しい教師から課題やメッセージが送られるのは児童がとまどうことが予想されたため、4月中は19年度の体制のまま、慣れ親しんだ教員が対応を続けることに決めました。週一回の状況把握も続け、必要な対応を取りました。
5月連休明けからは新たな学年としてスタートすることになり、オンライン学習の体制を急ピッチで整えました。
4月中から各家庭にオンライン学習の可能性を調査し、学校の体制づくりを進めました。連休中に実際に家庭と学校をつなぐことができるかを試行し、確実に行えることを確認しました。そして連休明けからZOOMミーティング・YouTube動画・ロイロノートなどのツールを用いてのオンライン学習が始まりました。具体的には、ZOOMを使ってクラスを少人数に分けたリアルタイムのオンライン授業、YouTube動画を使ってオンデマンド授業、ロイロノートを使って課題のやり取りが行われ、かなりきめ細かい学習指導ができるようになっています。
5月20日現在では、低学年は午前中にZOOM授業+YouTube授業を実施し、高学年は午後までZOOM授業を中心として毎日授業が実施されています。 オンライン授業は、通常の対面授業と全く同じことができるわけではありません。しかしいろいろな工夫をすることでふだんの授業内容に近いことが実施できています。さらにオンライン授業ならではの特色を生かした教育も可能になっています。
オンライン学習では一人ひとりの学習をその子の力や状況に合わせて個別化することが可能になります。さらにツールを使いこなし、それに従って学習を進めることは論理的な思考の習慣をトレーニングすることにつながっています。
これらの利点を積極的に活用し、オンライン学習で児童のさらなる成長を図っています。今の状況の中でできることはたくさんあります。ていねいにそれらに取り組んでいくことで、この時間を子どもの成長にとって有意義なものとしていくことができると考えています。また状況が収束し、通常登校ができるようになったとき、休校中の学習や経験が通常授業にも生かされ、より充実した教育へとつながっていくと信じて取り組んでいます。